チャプター 51

カミラ視点

門はうなり声を上げて背後で閉まり、その音は錆びた鎖みたいに背骨を引っかいていった。

振り返らなかった。

振り返れなかった。

あの壁の内側で吸った息は、どれも重く、幽霊に毒されているようだった。キャロラインの虚ろな目、後悔に歪んだマイケルの顔、巫女たちの囁き――それらすべてが灰のようにまとわりついて離れない。

ただ警告しに来ただけだ、と自分に言い聞かせた。けれどムーンライトの群れを離れた瞬間、とうに傷跡になったはずの傷が口を開いた。

森の道が前へ伸び、月明かりに銀色へと磨かれていた。霜に噛まれた落ち葉を踏むたび、ブーツの下でざくりと鳴り、その一歩ごとに記憶が爪を立ててくる...

ログインして続きを読む